たけもん備忘録

自身の成長につなげるための行動のあれこれ

【書籍】世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業の感想

億万長者になれる人。

これはごくごく限られた一部の人かもしれません。
たいていの人には、それは想像の中だけで終わる世界と言えるかもしれません。

全てを持ち、望んだことは多く手に入れ、実現できる。

そんな人たちが億万長者なのだというイメージを持ってしまうものですが、そんな億万長者がこぞって心について学びたいと足を運ぶ場所がある。

そこにいるのは高僧。
心についてを教えている僧なのですが、一体何をそこで教えているのか。

そんなことが書かれている本です。
マインドフルネス瞑想と関係があるのかな・・・と思い気になったので手に取って読んでみました。

 

 

世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業について

一流の最後の敵は、自分である。世界的企業のCEO、ウォール街の大物投資家、アラブの王族などが集まるインドの教室―。そこで学ぶのは、怒り、悲しみ、プライド、怖れ、焦りを消し去り、「美しい心」をつくる方法。

世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業

世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業

もし物質的な豊かさが幸せと比例の関係にあるのなら、お金持ちは幸せだし、貧しい人は不幸である。

そのような固定観念を多くの人が持っていますが、実際はそうとも言い切れない現実がある。

お金持ちは満たされない心の正体を求めて、インドの仏教家の基に通い、そこで心の豊かさを知り、幸せという感覚を知る人が後を絶たない。筆者もそのような道のりをたどり、その中で気づいたことをまとめられているのが「世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業」です。

特に次のような点を重点的に書かれていて、とても勉強になりました。

心には2つの状態がある

心には2つの状態があり、多くの人はそのうちの1つの状態に固まってしまっていることが多いそうです。

その2つとは・・・

  • 理想を追う状態
  • 今ここの状態

この2つの状態の中の「理想を追う状態」を追い求めているそうです。
そして、その理想を追う状態が苦悩の元となっているという考え方です。

理想があるから苦しむ

苦しみの基は、自分の中にある理想像。

その理想像と現実が違うから、いら立ち、悩み、苦しむというネガティブな感情を生んでいるし、見栄を張ったりして自分を追い込むのもまた同じく、理想を追っているからです。

俗っぽい例を出しますと、”「モテたい」と思っているのに、全くモテない時”ってネガティブな感情でいっぱいになりますよね。

辛いし、悔しいし、自分には価値がないのかも・・・と誤解したり。
本当の自分はモテるはずなのになぜ!?と悩んだり。

理想と現実のギャップで苦しんでいて、その狭間にいる間は幸せを感じることはできないよってのが著者の考え方です。

お金があると一瞬だけ理想を買えてしまう

余談になりますが、お金持ちはお金があるがゆえに苦しみも大きくなるのかもしれません。

例えば、モテモテの自分という理想は、お金があればなんとなく実現することはできます。
お金目当てで寄ってくる人もいれば、チヤホヤしてくれる店もあります。

お金があると理想どおりの現実が手に入ったかのように思いますが、その空間、その状況を脱すると、モテモテじゃない現実が訪れます。

それがつらくて、夜の店に足しげく通ったりするようになる・・・というケースがあります。

お金で欲を満たしていると、次はお金がなければ自分は無価値だという苦悩に直面してしまいますので、必ずしも、お金を持っているからイコール幸せとは言えないようです。

理想を追う状態から脱するための4つのステップ

では、理想を追い求める状態から脱して、現実の自分に戻るにはどうすればいいのか。

その道のりが「世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業」の中では次の4つのステップに分けて説明されています。

  1. 気づく … 理想を追い求めている自分に気づく。
  2. 観察する … 何を苦しんでいるのか、心の声を明らかにしていく。
  3. 苦悩の正体を知る … その声の主は何を理想と思っているのかを明らかにする。
  4. 正しい行動を考える … 本来の自分らしい思考と行動に戻していく。

大雑把に書けばこの4段階で進めていくことになります。

自分よがりな理想を手放して、周囲と調和がとれる本来の自分の思考に戻ることができれば、今とるべき行動が自然と明らかになってきます。

その細かい実践方法や具体例が本書では書かれていますので、悩みの中でグルグルとしている方は一度「世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業」を手に取って見られてもいいんじゃないかな・・・と思います。

最後に

この本に出会ったきっかけは、マインドフルネス瞑想に関する著書を探しているときでした。

恐らく”瞑想”というキーワードで検索をかけた時にヒットして、キャッチーなタイトルに興味が湧き、手に取りました。

瞑想を用いたワーク的なものが紹介されていたりしたのでそのためだと思いますが、根本部分ではマインドフルネス瞑想と共通点が多いテーマの本だったと思います。

自分の中にある様々な声と向き合い、付き合い方を覚え、それでも自分はどうしていくのかを判断して行動に移す。そのための練習として瞑想が効果的だとされています。

この本で書かれている、理想の自分から本当の自分へと戻ることが幸せになるための方法だというテーマと通ずるものがあります。

世の中には、こうなれば幸せと感じる事やこれを所有すれば幸せというモノがありますが、必ずしも、すべての人にとってそうだとは限りません。

多くの人が価値を感じないモノに価値を感じ、それを触れている時に幸せを感じるという事ってあると思います。

そこで、自分の心が幸せだと感じるものを選ぶためには、内側の声を聴いて、その声に従った判断を積み重ねることが大切で、周囲の声に右往左往してきた現代人にとってそれは簡単なことではありません。

だからこそ、「世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業」で書かれているような、理想の自分と一度距離を取るためのメソッドが現代人には必要で、それを実践できている人は幸せな毎日を送れているのだろうな・・・と感じる一冊でした。

よければあなたも一度手に取ってお読みになってみてください。